小さな介護施設でも高待遇は実現できる

利益を職員へ還元する介護施設経営という考え方

小規模介護施設でも高待遇は実現できるのか?

「19床しかない住宅型有料老人ホームでも、高待遇は実現できますか?」

介護施設の開業支援や経営コンサルティングを行う中で、この質問をいただくことが少なくありません。

多くの方は、「施設規模が小さい=利益が出にくい」と考えがちです。

しかし、実際には施設の規模だけが経営を左右するわけではありません。

本当に重要なのは、「1部屋あたりでどれだけ適正な収益を生み出せるか」という収益構造です。

私たちは、介護施設経営において1居室あたり月60万円前後の売上を一つの目標として設計しています。

この収益構造を実現できれば、19床の小規模施設でも年間売上約1.5億円規模を目指すことが可能になります。

そして、その利益を働く職員へ還元することが、持続可能な介護施設経営につながると考えています。


利益を残すことが目的ではなく、職員へ還元することが目的

介護業界では、

  • 人材不足
  • 採用難
  • 離職率の高さ

が大きな課題となっています。

この状況で「人件費を抑えて利益を出そう」と考えると、職員の負担はさらに大きくなり、離職につながる悪循環が生まれます。

私たちが目指しているのは、利益を最大化する経営ではありません。

利益を生み出し、その利益を職員へ還元できる経営です。

例えば、私たちの施設では約15名のスタッフで24時間365日体制を構築し、夜勤手当4.1万円という待遇を実現しています。

これは利益を削って無理をしているのではありません。

あらかじめ利益が生まれる収益構造を設計しているからこそ可能になる仕組みです。


「1部屋あたり60万円」という経営指標が重要

介護施設経営では、「入居率」だけに注目されることがあります。

もちろん満床経営は重要ですが、それだけでは十分ではありません。

私たちが重視しているのは、

1部屋あたりの売上

という経営指標です。

例えば、

  • 家賃収入
  • 食費などの生活サービス
  • 介護保険サービス
  • 障害福祉サービス
  • 医療との連携

などを適切に組み合わせることで、1居室あたり約60万円の売上を目指します。

この収益構造が安定すると、

  • 職員の待遇改善
  • 教育投資
  • DX投資
  • 地域連携

へ再投資できるようになります。

経営の目的は利益ではなく、「より良い介護を継続できる組織」をつくることです。


年収500万円以上を目指せる介護職場とは

介護職は「給与が低い」というイメージを持たれることがあります。

しかし、それは業界全体の宿命ではありません。

収益構造を見直し、生産性を高めることで、介護職の待遇改善は十分に目指すことができます。

私たちは、介護職が年収500万円以上を目標に働ける環境づくりを進めています。

待遇改善は単なる福利厚生ではなく、経営戦略です。

待遇が良くなれば、

  • 採用力が向上する
  • 離職率が下がる
  • 教育が積み重なる
  • ケア品質が向上する

という好循環が生まれます。

経験豊富な職員が長く働くことで、利用者様に提供する介護サービスの質も高まり、地域から選ばれる介護施設へと成長していきます。


共生型住宅型有料老人ホームという新しい可能性

今後の介護施設には、「介護保険」だけではなく、「障害福祉」や「医療」との連携がますます重要になります。

私たちが注目しているのが、共生型住宅型有料老人ホームという考え方です。

共生型とは、高齢者だけでなく、障害のある方や医療的ケアが必要な方も含め、一人ひとりの暮らしを中心に支える住まいのあり方です。

制度ごとに人を分けるのではなく、

  • 介護
  • 医療
  • 障害福祉

を組み合わせながら、その人らしい生活を支えていくことが重要です。

さらに、

  • 訪問看護
  • 訪問介護
  • ケアマネジャー
  • リハビリ専門職
  • 医療機関

との地域連携が進むことで、より安心して暮らせる住環境を実現できます。


小さな施設だからこそ、経営戦略が差になる

介護施設経営では、「施設を大きくすること」が成功ではありません。

重要なのは、

  • 収益構造を設計する
  • 適正な利益を生み出す
  • 職員へ利益を還元する
  • 人材が定着する
  • ケア品質が向上する

という好循環をつくることです。

小規模施設は意思決定が早く、地域ニーズにも柔軟に対応できるという強みがあります。

その強みを活かしながら経営を行えば、大規模施設にはない魅力ある施設づくりも十分可能です。


まとめ|これからの介護施設経営は「利益を還元する経営」が選ばれる

これからの介護業界では、人材不足がさらに深刻になることが予想されています。

その中で選ばれる介護施設になるためには、単に入居率を上げるだけでは不十分です。

利益を生み出せる収益構造をつくり、その利益を働く職員へ還元すること。

これが、持続可能な介護施設経営の土台になります。

私たちは、1居室あたり約60万円の売上を目標とした経営モデルをベースに、営業利益率35%を目指しながら、夜勤手当4.1万円や介護職年収500万円以上といった待遇改善を実現できる仕組みづくりをご提案しています。

「小さな介護施設でも、高待遇で職員が長く働ける施設をつくりたい」「介護施設の開業や経営を見直したい」とお考えの方は、ぜひ一度、実際の運営をご覧ください。

数字だけでは見えない、収益構造や現場づくり、地域連携、そして職員が安心して働ける仕組みまで含めて、これからの介護施設経営のあり方をご紹介いたします。